スペインとはどんな国か

スペインは欧州連合(以下「EU」という)に加盟するヨーロッパ南部の国で、通貨はユーロである。首都はマドリード、人口は4600万人を超える。スペイン全土における公用語はスペイン語だが、カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語、バレンシア語がスペイン語とともに公用語として認められている自治州がある。議会君主制であり、17の自治州と2つの自治都市で構成される。スペインの経済規模は2018年のIMF統計によるとユーロ圏ではドイツ、フランス、イタリアに次ぐ第4位、世界では第13位である。

スペイン経済は、国内総生産(以下「GDP」)の約65%を第三次産業が占めており、特に観光業と金融業のシェアが高い。外国人旅行客の受入数世界ランキングでスペインは長年2位につけている。GDPの20%以上を占める第2次産業では、製造業(自動車・繊維・部品・食品等)、エネルギー、建設が柱を成す。第一産業はGDPの約2.5%を占めるが、中でもオリーブオイルは世界No.1、ワインは世界第3位の生産量を誇る。

国内の商業活動には地域性があるが、特にマドリード、バルセロナ、地中海沿岸部、バスク地方の比重が大きい。首都マドリードには企業の本社や金融機関などが集中する一方で、地中海沿岸部やバスク地方には工場、生産拠点が集まる。

スペインは世界の輸出ランキングで第16位の輸出国であり、主な輸出品目は自動車、自動車部品、石油製品、医薬品など。主要輸出先はフランス、ドイツ、ポルトガル、イタリア、イギリス、主要輸入先はドイツ、フランス、中国、イタリア、アメリカで、輸出入ともに貿易の約3分の2をEU諸国が占めている。

また、貿易面ではラテンアメリカ諸国に数多くのスペイン企業が進出している点も注目に値する。言語が共通であること、また文化的、歴史的に深いつながりがあることから、スペインはしばしばEU諸国とラテンアメリカ諸国間のビジネスの架け橋の役割を担っている。

 

国際ビジネス部門

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